ブラック・フォン (ハーパーBOOKS)
ブラック・フォン (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー
里愛乍
洋物ホラーといえば、これまで古典ばかりを読んでいた私、初めての作家さんに挑戦です。とはいえ、斬新な特殊設定とかは特に目につくこともなく、ちょっとゾクっとしたりファンタスティックだったり残酷っぽい描写だったり。うまくまとめられた短篇集で途中停止出来るので、読み終わるのに随分と時間がかかってしまいました。表題作と『ポップ・アート』がお気に入りです。
2023/08/16
sin
やられた!この『ブラック・フォン』2008年に小学舘から出版された『二十世紀の幽霊たち』と同じふぉん!翻訳者もそのまま、改題・改稿版でした。なんと、以前は『黒電話』としていた短編の題名を変えて表題にしています。ん〜映画の原作かあ〜小学舘の方が品切れ状態で手に入らないとはありますがせめて副題に『二十世紀の幽霊たち』とでも入れて同じ本だとわかるようにして欲しかったです。作者の新作を楽しみにしていたのでショックは大きいです。
2022/07/25
優希
何と言ったら良いのかわかりません。怖い話ばかりですが、時折ほっこりする表情を見せるように思えました。ただ、全体としては面白いわけではないし、つまらないというわけでもない。ただ読んだだけという読書でした。
2023/05/23
神太郎
映画がわりと面白く原作を読むことにと思ったらこれ短編だったのか!と驚く。短篇小説集ながらなかなかのボリューム。素直に引き込まれるものもあれば、なんだろ、これ?というボヤ〜ンとしたものまで。ホラーだけでなくSFや幻想小説という結構幅広いジャンルを横断した一冊。表題作は削除部分が最後に収録されているが確かにこれは蛇足のような気がした。『ポップ・アート』『ボビー・コンロイ〜』が印象深いが、思い返すとどれも奇想天外なアイディアに溢れた作品たちだったと思う。
2023/08/20
ROOM 237
【毒舌感想でごめんなさい】イーサンホーク兄貴が映画主演やるっていうから読んでみたんだけど、どの短編もパッとしない。多くを語らずラストで読者に察してね?と委ねるのがスタイルらしいのだけど、委ねるのが早すぎて真意がわからない作品が多々見受けられた。いつか面白くなるはずと頁を捲るも期待値高かったせいかギャップが辛い…。やっぱり偉大過ぎる父ちゃんと比べてしまう自分も良くないけどそれを引いても、うーん。吸血鬼モノとしてのヴァンヘルシング側から見た話は良かったかも🧛🏽♂️
2022/08/12
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