ヒヒは語らず (ハーパーBOOKS)
ヒヒは語らず (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー
あさうみ
北欧ミステリーといえば社会問題の暗部を描くことで定評あるけど、度肝を抜かれた…北欧怖い…。警察小説より、犯罪小説的な。騙し嫉妬し策略し、昼ドラも顔負け。そして令和一登場人物で胸糞野郎登場。解決が怒涛。それにしても、この二人に未来があるのかな…先を知りたいような、怖いような。
2019/11/17
あじ
姉の死に関わったと思われるマグヌス捜査官と、恋人で売人だったアドナンに色仕掛けで近づき、真相を突き止めようとする警察官アマンダ。アクションもドンパチもなく、追求捜査にどっぷりでもない。三角関係の歪みを笑止しながら、変態たちを見下げる快感がアドバンテージ高し、、かな。◆本国スウェーデンで映画化が決定していて書籍は三部作となっている。日本では第一作目が翻訳されたばかり。
2019/12/28
巨峰
途中まではすごく面白かったんだけど、主要要素が(続)では。3部作というけど、残り3作翻訳されるでしょうか?ここはアメリカか?それとも、10年先の日本かという多民族国家になったスウェーデンの現実。それは、ヘニング・マンケルやシューヴァルらが描いた二昔前以上前のスウェーデンのような牧歌的な幸せからは遠い社会で、色々興味はふかったです。(この小説の落ちは読めました。そんな奴はいると思うけど、いい商売にはならないのではないか?テンガで我慢しとけよと思いました)
2024/07/31
むつこ
警察官だった作者のデビュー作とのこと。分厚い小説を書く忍耐力のすごさにゲスい男性たちの行動に嫌気ながら最後まで読ませてくれた3部作になるらしい。主人公・アマンダは姉の自死の真相を探るべく二人の男性と肉体関係を持つ。一人は警官のマグヌス、小悪党のアドナン。まー、この3人の名前がやっかいで何度も何度も「誰だっけ?」とややこしく長すぎる名前もつらいが似たような名前もたいへんで前の文章に戻って読み直すことしばし。巻末の解説に映画化するとのことだがいったい誰がどの役をするんだろう、気になる。
2020/11/29
ほちょこ
ぶ厚い本なのに、ヒヒ(猿)が出てきたのは数ページ。まぁそれでも暗黒スウェーデンを堪能できた。姉の不審自殺を追う刑事、色事に暴走が止まらないオヤジ警部、悪事から足を洗いたいのか洗いたくないのかイマイチ決断できない若者、いろんな目線から追っていくが、誰も彼もがどこかしら残念賞。シリーズものらしいが、出るかな?どうかな?
2020/02/10
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