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スクリーム (ハーパーBOOKS)

スクリーム (ハーパーBOOKS)

スクリーム (ハーパーBOOKS)

作家
カリン・スローター
鈴木美朋
出版社
ハーパーコリンズ・ジャパン
発売日
2021-06-17
ISBN
9784596541567
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スクリーム (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー

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ゆいまある

一切の中弛みなし、名作。現在の事件を捜査する内に過去の事件の洗い直しを迫られる。犯人は女性の神経を麻痺させてレイプする凶悪犯。元夫との思い出に沈んでいくサラ。いい奴でもなかったジェフリー。意外すぎる犯人。今迄取り澄ましたサラが嫌いだったけど、トラウマサバイバーとして生き抜き、自らの力でウィルを勝ち取った彼女に拍手。サラの初代BMWはZ3からZ4に改変され、3作前にルービックキューブにされたのはX5、現在の車はポルシェカイエンと判明。19年流れた時間を8年に縮めてあるが不自然さはない。まずはハッピーエンド。

2022/04/30

のぶ

本作はウィル・トレントシリーズだが、グラント郡シリーズにも絡んでいて、アトランタとグラント郡が章ごとに交互に語られる。冒頭、物語は刑務所から始まる。暴動中に起きた殺人事件の捜査にあたるウィルは、服役中の男から犯人を教える代わりに、連続強姦殺人事件を再捜査するよう取引を持ちかけられる。その後、場面転換し猟奇的な女性の遺体が発見され、性犯罪の発生も多く描かれる。ウィルの活躍も少なく、話はかなり複雑で、読んでいて混乱してしまった。カリン・スローターの邦訳されている本はすべて読んでいるが、あまり乗れなかった。

2021/07/15

future4227

ウィルトレントシリーズ10作目。今回はサラがメイン。8年前の亡夫ジェフリーとのレイプ事件捜査と現在の捜査が交互に同時進行していく。8年前の犯人逮捕は間違いだったのか?何か見落としていたのか?サラは8年前の事件や被害者と亡き夫に再び向き合うことになる。サラの検死官としての腕が冴え渡る。犯行シーンよりも淡々と語られる検死解剖報告から犯行の凄惨さが浮き彫りになる。この手法、最近多いような。そして、ウィルを相手にするときのサラは突如キャラが変わる。このギャップがまた魅力的でもある。そして素敵なラスト!やっとかよ。

2022/03/06

ナミのママ

<ウィル・トレントシリーズ>10作目。今作も700ページ超え、読み応えたっぷりだった。刑務所内の暴動捜査中に取引を持ちかけられたウィル。事件は連続強姦殺人事件、名指しされた不正警官はサラの亡き夫と曰く付きの部下のレナだった。次々と現れる不審な事件、犯人探し、それと並行して被害にあった女性達の姿が悲惨だった。作者が書きたかったのも多分、これなのだろう。そしてウィルとサラの関係。過去を抱えた2人が手探りで大切に愛を育むが、ときにはすれ違い、空回り。こちらも毎回、目が離せない。

2021/06/24

キムチ

このボリューム‥でこの内容と展開。昭和の遺物の身には要らない部分が多すぎ。。かつての恋人ジェフリー、そして今ウィルと進行する多少えぐい交際遍歴は飛ばしたかった。3割はほぼこれ、残りが捜査と犯行だが読む動画の感覚。最近、慣れたとは言え~。8年に渡るレイプ犯行の中身は日本の比ではない。終わり近くに レイプ被害者にどこが悪かったなんて聞くのは止めてと当然の呟きが。ジェフリ―がレフに語る中に「警察の仕事の大半はソーシャルワーク」とあるのも頷く。とは言え、任務懈怠の嫌いがないでもないレフはけん責処分モノという気が

2021/10/08

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