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おやすみ、リリー

おやすみ、リリー

おやすみ、リリー

作家
スティーヴン・ローリー
越前敏弥
出版社
ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日
2017-04-15
ISBN
9784596552051
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おやすみ、リリー / 感想・レビュー

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itoko♪

サンプル版にて読了。4月15日発売予定。12歳のダックスフント リリーと暮らす、42歳のテッド。ある日、リリーに張りついたアイツに気づき…。犬の12歳は、人間年齢だと84歳。我が家にもちょうど同い年のミニチュアダックスがいる為、他人事とは思えず感情移入しながら読みました。認めたくはないけれども、その日は訪れるんですよね。

2017/03/29

こまり

長く積読だった本を引っ張り出した。前にダックスと暮らしていたのでこの本を買ったのだけれど、辛くなりそうでなかなか読めなかった。カバーを取った時の絵がダックスらしさに溢れていてとても良い。著者の半自伝的小説。リリーの頭にへばり付いた「タコ」を発見してからある決断をして看取るまでの心の葛藤、後悔、怒り、悲しみ、喪失などが現実と妄想が入り乱れて書かれているので少し読みにくいところもあるが、やはり最後の方は泣いた。ゲイである主人公の心の叫びが随所にあって結構切なかった。悲しみの中で運命の出会いがあって良かった。

2022/07/12

とりあえず…

リリーの頭にタコを見つけてからのテッドは半ばおかしい。タコはタコだ。口にだすのも忌々しいやつ(腫瘍)なんかでは絶対ない。そうだ、タコとは断固戦う。とばかりに、恋人も顧みず我が道を行く。悲しさよりも、リリーへの愛と闘志全開である。そうしないとやってられないほど大切な存在なのだろう。それがテッドの愛し方。清々しいまでのリリーへの愛のみの一冊だ。

2017/08/08

かもめ通信

#おやすみリリー サンプル本モニターに当選して発売日より一足早く読ませて戴いた本。愛犬と暮らした幸せな日々と永の別れを綴った物語なのだろうと思っていたのだが、いい意味で予想を裏切る展開だった。ダックスフンドを愛するあなたはもちろん、愛犬や愛猫と暮らしたことがあるあなたにも、身近な誰かとの別れを前になすすべもなく立ち尽くしたことがあるあなたにも、 また一人になるのが怖いというあなたや、誰かを心から愛したいと願うあなたにもお薦めできる1冊だ。

2017/04/03

shikashika555

主人公の男性が、犬と男性の好みについて話し合う。そして、犬の頭にタコがいるという。 久々に、無理かもしれない本だと思った。 現実と非現実が混じり合い、確認せずにはおられない境目を確認するのにエネルギーを使ううちにやっと核心が見えてくる。 愛情と喪失、そして再生の物語だった。 共にたくさんの時間を過ごし 冒険を共にし、愛情を交したものを失うそのとき、そして新しいひとを得て 再生に向かう場面の描写は息もつかせない程のちからで巻き込まれるように読んだ。 深く深く悲しんだ後には必ず回復が待っている。

2020/01/01

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