短編回廊 アートから生まれた17の物語 (ハーパーBOOKS)
短編回廊 アートから生まれた17の物語 (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー
Tetchy
企画2弾目の今回は一画家の作品に絞らず、アートという視点で自由に選択させたことで絵画に留まらず、彫刻や中には遺跡の壁画も含まれている。興味深いのはそれぞれの作家が取り上げた芸術家がダブってないことだ。申し合わせたわけでもなく、テーマだけ与えて選ぶ芸術作品はそれぞれの作者に委ねているにも関わらず、全ての題材が異なるとは神の配剤としか云いようのない導きを感じた。個人的ベスト作品はディーヴァーの「意味深い発見」と編者の「ダヴィデを探して」の2つ。両作品とも絵そのものに纏わる話とエピソードが非常に興味深かった。
2024/08/26
YOMIPITO
後付ストーリーのようなものはちょっと嫌。 少しホラー寄りに発展させた作品のほうが出来が良いかな。アートとセットで良かったのは「 オレンジは苦悩、…」と「真実は井戸よりいでて…」。画家のジャン=レオン・ジェロームって今まで知らなかったけど、ちょっと興味出てきた。ディーヴァーとランズデールはアート無関係に良作。 あとは、絶筆宣言のようなブロックの序文が寂しい。
2023/11/17
crvmain
タイトル通り、17枚の絵画をテーマに17人の著名作家が短編小説を創作している。 ローレンス・ブロック、ジェフリー・ディヴァー、マイクル・コナリーなどが参加しているので、お気に入りを選んで読んで行くのも順番に読んで行くのもお好みで良いのでは。 複数の作品を続けて読むと内容を混同してしまい。 私は、1作品づつ読んで行く方法をとったため読み終わるまで時間がかかってしまった。
2023/02/24
なをみん
原田マハとか一色さゆりのノリで読んだらちょと苦戦。あくまで「アートから生まれた」物語。知らない画家を検索しながらアメリカのアート周辺の気配というかステリー小説?の世界とかをなんとなく感じることができました。オキーフの話だけはド直球で読みやすくわかりやすく面白かった。
2024/07/09
まみりい
馴染みのない作家もいたので新鮮だった
2023/04/06
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