密謀 下巻
密謀 下巻 / 感想・レビュー
Tanaka9999
1982(昭和57)年発行、毎日新聞社の単行本。下巻は関ケ原と関ヶ原の後まで。こういう風な終わり方をするのね。直江兼続の「義」はわかるが、能力としては優秀なのか普通ぐらいでしかないのかよくわからなくなる。
2024/10/15
tessy
直江兼続と、その草のお話。 戦国史を表と裏から眺めるような形だろうか。 もちろん本人が言ったのを聞いたわけではないが、 「義はついに不義に勝てぬか」 と嘆息した直江兼続の気持ちがなんとも言えないのだ。 人間の器は、その人の残した功績だけでは量れない。 しかし、歴史は功績によって積み上げられ、その人が 善であろうが悪であろうが結果が良ければ結局は それが正になる面白い特徴がある。 その意味で、上杉家は歴史を作れなかった、器の大きい 家であった。
2009/02/11
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