柳生十兵衛死す 上
柳生十兵衛死す 上 / 感想・レビュー
きょちょ
この本は初読。 風太郎ファンを自認しているのになんで初読だろう?と思ったら、1992年初版。 あのころは読書中断していたなぁ・・・、今思うともったいない・・・。 風太郎はどのように柳生十兵衛三厳の死を描くのだろう。 室町、足利義光の時代に、柳生十兵衛満厳という先祖がいて、二つの時代を描く。 どうも、下巻では二つの時代を「能」を絡めて交差させるようだ。 先祖満厳の時代の一休さんがとっても個性的で良いのだぁ~。 ワクワクで下巻へ! ★★★★★
2017/11/09
星落秋風五丈原
遂にこの日が来てしまった。人はいずれ死ぬ。タイトルで宣言している以上、これは既成事実。そうはいっても、終わりがそこに落ち着くと知れば、気落ちする。しかし作者は読者の感傷を断ち切って、 第一章で、山城国大河原で斬られ、倒れている柳生十兵衛を登場させる。 え、冒頭で死んでいる?タイトルは「死す」これじゃあ物語が終わってしまうじゃないか。いや違う。 『魔界転生』『柳生忍法帖』であれだけ無敵を誇った十兵衛を、一体誰が、何の目的でどのように殺したのか?フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットの謎が同時に提起され
2003/11/25
ベック
ぼくがもっている十兵衛像というのは、風太郎忍法帖で培ったものである。愛すべき人物だ。山田氏も愛着があるのだろう。なんせ、彼を主人公に三つも長編を書いているのだから。本書はその柳生十兵衛トリロジーの最終巻なのである。 だが「柳生忍法帖」、「魔界転生」と続いて多大な期待を寄せて読んだ本書なのだが、これがあまり生彩がない。
igaiga
山田先生の書く、柳生十兵衛は、なんかかっこいいし、面白い。話の流れとしても、かなり面白かったです。 物語の冒頭に下巻がどうやって、つながるのか、大変楽しみです。
2011/03/29
sasa✾
★★★★
2018/05/22
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