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さんじらこ

さんじらこ

さんじらこ

作家
芦原すなお
出版社
毎日新聞出版
発売日
1998-02-01
ISBN
9784620105857
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さんじらこ / 感想・レビュー

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kishikan

僕の好きな作家だけど、どうも読メでは人気がないのが、黒川博行さんとこの芦原すなおさん。ミミズクシリーズは結構読まれているようだけど、他はなぁ。直木賞作家なのになぁ。独特のほんやらムードとおとぼけた会話、間の抜けたような主人公が、殺伐とした現代に疲れた僕たちを癒してくれるのに・・・・。な~んて、思っているのは僕だけかしら。やっぱりおじさん小説は嫌い!ってことかしらね。でも、「さんじらこ(とっちらかした、という意味の方言)」は面白いです。ちょうど中高年が登場する、京都弁じゃない森見小説のようなとんでる小説。

2013/03/19

茶メル

◎妻に捨てられる。親友のお骨を預る。それが好き勝手動き回り、喋り、ケンカする。「この好色猥褻お骨め!お前のようなお骨を・・」のくだりは声を出して笑った。この作品は平成9年に毎日新聞に連載されていたそうで、毎日これを読んでた人は楽しかっただろうな~。

2009/10/02

ちゃーりー

深刻な感じがひとつもなく、おとぼけタッチで飄々と物語が進んでゆく。終わりはみんな仲良くハッピーに。読んで心が明るくなります。

2016/11/01

ことぶき2011

「笑いの取れる小説家」芦原さん。 これ、新聞連載小説だったらしいけど、芦原さん、絶対”行き当たりばったり”で書いてる気がする(笑)。でもめちゃめちゃ笑えるから、それだけで最高。 朝から読んでたら、きっと元気が出たと思うんだ。 毎日新聞の人がどう思ったかは知らん(笑)。

2013/09/21

里季

ある日、図書館で急いでもう一冊!と探していて目についたのがこの本。この本をきっかけに芦原すなおを読むようになった。「さんじらこ」とは…?著者の出身地の香川県観音寺の方言である。傑作な本で、何度声を出して笑ったことか・・・主人公の友人の「わかちしゃべり」というのがほんとにおかしくて、死にそうなくらいに笑った。愉快な一冊。

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