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オルファクトグラム

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作家
井上夢人
出版社
毎日新聞出版
発売日
2000-01-01
ISBN
9784620106083
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オルファクトグラム / 感想・レビュー

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chiru

姉が殺害される事件をきっかけに、嗅覚の代わりに匂いを視覚化できる能力を授かってしまう主人公。 失踪した友人や姉を殺した連続殺人犯を、能力を駆使して探そうとします。 最初は匂いがクラゲ?と戸惑ったけど、読み進めると違和感がなくなってくるのが不思議。 このお話に魅力を添えたのは、心優しく温かいマミの存在かも。 能力を受け入れる稔とマミの希望を感じさせる着地が素敵でした。 ★4

2018/01/31

ぶんこ

2段組、分厚いとあって、読むのに時間がかかると思いましたが、意外に早く読めました。 設定が面白かったです。 匂いが鼻からではなく、頭の中の視覚として感じられるなんて、どういう発想力か、さすが作家さん。 読んでいて、自分でも同じ体験をしてみたいと思ってしまいました。 クラゲがウヨウヨというのは、ちょっと嫌かもですが。 殺人事件は残忍なのですが、読んでいる間はそんなにきみ悪くなかったのは、何故なのか? 映像化されたら、きみ悪くて観ていられないでしょう。

2015/03/02

頭を強打された青年が犬以上の嗅覚になりその嗅覚で連続殺人犯を探す。着眼点もすごいけど嗅覚が様々な色と形でクラゲが浮いているように見えるという表現が斬新でした。

2016/04/04

たか

岡嶋二人が解散して井上夢人になってから、純粋なミステリからSFに傾いたミステリを書くようになった。本書もその一つで、犬並みの嗅覚(嗅覚を視覚で捉えることができる)を持った主人公が犯人を探していくストーリーである。ベタな設定ではあるが、そこは井上夢人、持ち前の軽快で上品な文体により、読みやすい作品に仕上げている。C評価

2017/12/31

ちょん

井上さんの話は大体好きですが、この話は1番好きになったかも。夢がありすぎる。匂いを目で視ることができる世界を小説で表現できる、っていう井上さんの存在に感動。読んでる途中、あまりにも本作に感動したので、この想いを語ったら「匂いが目で見えたら大変じゃん」と一蹴。違うよ、そうだけどそうじゃないんだよ‼️(笑)うまく表現出来ない自分の語彙力の無さに涙。皆様、ぜひこのお話読んでください、そしてどうやってこの本の素晴らしさをオススメしたらいいか教えてください(´;ω;`)(笑)

2020/05/10

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