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新宿鮫風化水脈

新宿鮫風化水脈

新宿鮫風化水脈

作家
大沢在昌
出版社
毎日新聞出版
発売日
2000-09-01
ISBN
9784620106151
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新宿鮫風化水脈 / 感想・レビュー

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タックン

何度目かの再読。自動車窃盗の捜査の下りは長々としてて疲れたけど、後半戦はなかなか読みごたえがあって一気読み。真壁と雪絵・雪絵の母と大江の人間模様がなかなかよかった。そして終わり方が憎らしいほど渋かった。新宿鮫はやっぱ面白い。

2020/01/19

やまこ

シリーズ屈指のスロースターターな始まりの鮫物語に意外性を感じつつも、新宿の歴史が語られ重厚で重要な肉付きを事件にもたらしている。かつて正義に溢れた新宿の警察官と対峙する鮫島は自分の警察官としての矜持をも見極めた気がする。真壁と鮫島のやり取りが言葉に出来ないハードボイルドさ。このろくでもない、愛すべき新宿でこれからも自分の矜持のままに警察官をやり抜くだろう鮫島に、二人が感謝の報告をしたあとにママフォースで晶に淡々と報告して淡々と労を労われて、もうそれで満足する鮫島さんまで巻末で想像してうるっちまったぜ。

2019/12/03

Tetchy

今回の鮫島は云わば忍耐の男だ。“静”の新宿鮫である。それは作者が「時の深み」を底流に物語を紡いでいるからだ。新宿鮫Ⅰの頃から出ていた真壁を核にし、これまでの集大成として本書を書いた事は疑いない。当初ギラついたバイプレイヤーとして出てきた真壁をこんな風に鮫島と対峙させるとは誰が予想し得ただろう。私自身、丁々発止の大攻防戦を考えていただけにこれだけじっくりと味わい深い物語を展開させられるとはいい意味で裏切られた。そして雪絵の母と大江の物語…。静と動が織り成す大人の時間の味わいが、この上なく美味であった。傑作。

2009/05/05

ジョーカー

シリーズ物で。 やや長め 活躍もアクションも少なめ ですが面白く読めました。

2017/04/22

ドナ

シリーズ順に図書館で借りる。予約無で棚で珍しく発見。わーい。真壁と雪絵、複雑に絡んだオトナの人間関係のドラマが味わい深い。

2017/06/09

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