小樽 北の墓標
小樽 北の墓標 / 感想・レビュー
あつひめ
小樽運河には運河戦争と呼ばれた歴史があったことは知っていたが、この本を読みながら合わせて運河戦争についても調べた。運河の歴史を大切にする人たち、小樽の未来を考える人たち。どちらも間違えではないけれど進むために出した結論が現在の運河の景色。そのことを知らない私たち世代はそこから始まっているから何とも思わず運河を見るが、関わった人たちの思いをこの本に重ねてみた。悲しい結末ではあった。残された木村夫人のこれからは、小樽の海と運河を見つめながら始まるんだな。これから私の中で小樽運河の見え方が変わるかもな。
2024/07/10
ミガーいち
とりあえずスゴイ作品。星3
2024/01/16
kaizen@名古屋de朝活読書会
42年前の事件の犯人を追求するという多少無理のある設定だ. 直前につぎつぎと起きた死亡事件を解明すれば,おのずと結論は出るはずだった. 小樽の運河を題材にしているところが社会性がある. 小樽、網走など北海道を横断する事件の展開に,北海道警との連携がからむ. 事件の主要人物が元刑事である点に悩みが多い. 結末は仕方がないことなのだろうか. 実際の運河を見た事がないので,一度見に行きたいと思った.
2011/09/16
にしき
木村さん良い奴なのか悪い奴なのか……十津川警部は超☆とばっちり。警部が「デンガク」なんぞ忘れていると思ったからこそ、なんでしょうか……。
2013/12/26
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