まとい大名
まとい大名 / 感想・レビュー
ともくん
享保九年、火の神に己の命を捧げ、火を鎮めた一人の火消しがいた。 火消し一家、大川亭の頭、徳太郎。 徳太郎の跡を継ぐのは、一人息子の銑太郎、五歳。 大江戸一の火消し頭を目指し、銑太郎の火消しとしての日々が始まった。
2023/09/14
藤枝梅安
一力さんの作品はパターンが大体決まっていて、続けて読むとちょっと飽きるが、精神的に疲れているときにはすいすい読めて気分が少し良くなるので何冊か読まずに取っておいてある。悪人が一人も登場しないこの小説は「そんなうまい話があるものか」と思わせる部分と、「そりゃ、あんまりだ」と思わせる部分の配合が巧みで、飽きずに読み進めることができる。さて、「まとい大名」というタイトルは紛らわしいです。大名の話じゃありません。深川の火消し「南組三組」の頭・徳太郎は胆力・人格とも優れ人望が厚く、「頭の中の頭」という存在。
2010/09/30
おかめ
ううん。何だかな。この安定感、分かってるんだけど。。今一つ好みではなかったな、残念。
2020/07/01
リュウキ
★★★☆☆
2010/10/16
あら/yoshi ara
新春一冊目。身の振舞と筋道。真剣勝負の生き方。まっすぐな登場人物に、すっきりした心地よい読後感。
2014/01/03
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