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堂島物語

堂島物語

堂島物語

作家
富樫倫太郎
出版社
毎日新聞社
発売日
2007-12-15
ISBN
9784620107196
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堂島物語 / 感想・レビュー

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ちょるる

富樫倫太郎作品、初読み。江戸時代の米問屋の世界を描いた時代経済小説というのでしょうか。面白かったです!当時の米の取引の様子を知り、びっくりもした。主人公吉左の成長物語。吉左の性格が良くて、頭も良くて、友達思いで、色々あっても親思いで、純粋なところに感動しながら、ドキドキしながら、ワクワクしながら、応援しながら読了。

2017/05/30

baba

富樫氏の作品で手にする。貧しい農家に生まれ、継母に疎まれ寺に預けられても継母を恨まず、米問屋に丁稚奉公しいじめられても自分の出来る事を淡々と真面目にこなす吉佐が良い。米取引の仕組みなども物語の勢いを邪魔しないように、丁寧に解説が加えられ心根の優しい吉佐の成長にワクワクして読みふけった。久し振りに清々しい主人公に会え、今後が益々楽しみ。続編をよまねば!

2017/05/25

真理そら

苦労しすぎると突き抜けていい人になる場合もあるのかもしれないと思いながら気持ちよく読んだ。初めて会った時からこいさんを好きになって、憧れるだけでなくこいさんを嫁にするのを夢の一つにしてしまうのがすごい。米相場の話や丁稚奉公の話だけでもおもしろいのに恋物語まで楽しめるとは…。相場の勘は生まれ持ったものもあるのかなあと思いながら乱高下気味の日経平均や為替相場に一喜一憂してしまう読者なのである。

2019/01/07

ぺんぎん

経済を絡めた時代小説。16歳で丁稚奉公として大阪の米問屋へ。とんとん拍子で主人公が成長していくのはやや物足りないものの面白く読めた。

2012/02/18

ケイプ

読みながら高田郁さんの「銀二貫」が思い浮かびました。とても面白かったです。主人公の吉左がいいです。吉左の成長と彼の周りの人との関係、ちょっと上手く行き過ぎな感じもするけれど、安心しながら読めます。久しぶりに私の中では五つ星。

2017/06/21

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