東京スタンピード
東京スタンピード / 感想・レビュー
keiniku
森達也監督の「小説」森監督の他の本にある考え方が散りばめられていて、個人的には純粋に小説としては読みにくいが、この中で「蝿の王」が出てくるようにこれも「寓話」なのだろう。 2008年に出版され2014の「極近未来」が描かれているのだが、実はこれ、もう現実になっているのではないだろうか。「ジェノサイド」にはなっていないが、現在ネットの中には敵を見付けるために徘徊する人が数多くいて自分の大義を振りかざして叩きまくる。いくら甘いと言われようとも、人間性と愛を理想として生きていく事を選んでいきたい。
2018/11/01
のうみそしる
森達也氏の主張をそのまんま小説にしたようです。これで小説好きにも現状の危うさをアピールできるという意味では、大変すばらしい作品。しかし、内容としてはちょっとこなれてない感じ。人々がおかしくなっちゃう過程は緊迫感があって面白かったけど。なんでクレイジーキャッツにしたん?
2015/03/08
りゅか
ラストに向かっていくにつれて、概念の説明が多くなり、何回か寝落ちしました(笑)。「個人の性質とは別に、群衆に紛れ、それが正義なのだと思い込むと、人間はどんなに酷いことも正義の名のもとにやってしまうよ」という内容・・・かな。
2013/02/22
ぷぅ
森氏の本を何冊か読んだ人にはおなじみの内容。テーマとしては面白く納得もできるけれど、小説でなくても良かったのでは?せっかくフィクションとして描いているのに活かし切れてないように思いました。
2009/03/22
寝る子は育つ
かつて「A」を愉しく読ませてもらったのを思い出します。さすがに小説となるとそうもいかない・・・といったところでしょうか。 書かれたときは近未来的なお話しだったようですが、今がほぼその年というのがその一番の理由なのかもしれません。ちょっと冷めた目で読んでしまいました。 結局読み手の僕の問題ですね^^;
2015/01/24
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