翼をください
翼をください / 感想・レビュー
あすなろ
世界はひとつであると、我が国初の国産飛行機世界一周を史実を元に描いた、原田氏作家デビュー1年目の作品。まずは、1年目の作品⁈という驚き。そして、感動と感涙。付箋付けながら読み、感想や復習を常とする僕の読書スタイルの中、読み返ししなくともほぼ憶えている作品は少ない。飛行機創生期を巡る、歴史・情熱の物語。そこに儚い恋の思慕が加わる。うーむ、個人的にヤられました。
2016/01/17
おしゃべりメガネ
マハさんの作品にしては珍しく頁数の多い大作ですが、大作の期待を裏切らない感動の嵐でした。特に後半は涙なくしては読めず、ココロに温かい光を与えてくれるステキな話に感無量です。これだけのボリュームのある作品をまったく飽きさせることなく、一気にその世界へ引き込んでしまうマハさんの力量に改めて脱帽です。あえて予備知識はいっさい備えず、とにかく読み始めてもらえば、その素晴らしさがすぐに伝わり、感動が次々と訪れる展開に読む手が止まらなくなります。「夢」を持ち、ひたすら信じ、諦めないことの大切さを学ばせてくれました。
2015/01/17
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
良かった……本当に。戦火の足音が近づいてきた時代。〈世界は一つ〉と信じて、大空を駆ける女性がいた。望みは飛ぶ事と愛する事だけだったけど、時代はそれを許さず、彼女は命を懸けた決断をした。その頃遠く離れた日本では、初の世界一周飛行に挑む男たちがいた。夢と誇りを乗せた〈ニッポン号〉で一つの空を飛ぶ。7人の精鋭が選ばれた。いざ旅立ちの時、秘された8人めの乗務員が現れた。山本五十六、アインシュタイン、ルーズベルト、キャパなど実在の人物が物語に彩りを添え、日本とアメリカの史実を元に織り上げた人間ドラマ。最高でした♪
2014/12/31
ダイ@2019.11.2~一時休止
世界一周飛行の話。引き込まれていく展開がやがて涙モノに。史実をもとにしたフィクションが流石に上手い。でも表紙の写真はアメリア・イアハートなの?。
2014/08/13
chikara
勇気と希望の「翼」を頂きました。 どんなに厳しい状況でも自分と仲間を信じ切る事が達成への浮力を与えるのでしょうか。 『翼を下さい』良い作品です。私には涙を拭くハンカチを下さい!
2014/07/30
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