夢源氏剣祭文 【全】 (ミューノベル)
夢源氏剣祭文 【全】 (ミューノベル) / 感想・レビュー
Yuki
20年以上前に新聞連載でちょくちょく読んだ、鬼?の女の子が出てくる平安ものの物語、あれなんだっけ…と気になって調べたら行き当たったこの作品。しかも復刊しているとなると読むしかありません。茨木童子と渡辺綱の説話を下敷きにし、鬼と化す宿命を背負ったいばらきの旅が綴られます。安倍晴明ブームが起こる10年ほど前の作品でありますが、ここに出てくる安倍晴明も非常に素敵。子どもながらに八百比丘尼と知恵で渡り合うシーンはぐいぐい読ませられます。どんどん入れ替わりに出てくる登場人物がみんな魅力的な平安ライトノベル。
2016/03/24
アトリアーナ
小池一夫サンと言えばマンガ原作者としてしか認識してなかったんだけど,少ないながら小説も書かれてるのね.私,そもそも「劇画」というタームがキライでさ.でもって,だからと言うわけじゃないし,画の印象(つまり漫画家サイドの問題)起因なのかもしれないんだけど,小池サンの原作作品って,どーも肌に合わなかったのさ.この作品も,高橋留美子女史のイラストにやられての購入だしね.初出が1993年の毎日新聞日曜版への連載だから,旧い作品なんだなぁ. [コメントに続く]
2016/04/21
もなみ
漫画版を1-2巻読んだきり続きが出ませんで、小説版を思い立って読むことにしました。結果、非常に読み応えがあり、伝奇物が好きな人間にはたまらないものでした。読後感もよくおすすめです。
2018/09/26
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