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永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1)

永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1)

永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1)

作家
益田ミリ
出版社
毎日新聞出版
発売日
2021-01-30
ISBN
9784620210339
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永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1) / 感想・レビュー

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あきぽん

父が亡くなった時を思い出した。悲しくて寂しくて、後悔と過去ばかり見て、それでも「どんな言葉も時間ほどの力はもっていない」のだ。母のときはどうなるんだろう。つらいことはあっても「物語が人を強くする」。そして「物語のヒントは外側にあり、そして、人の数だけある」。

2021/12/02

いこ

身近な人が「永遠のおでかけ」をしてしまった時、見送った側の人々は大抵悔いを残している。「もっとこうしてあげればよかった」「もっと何かできたのでは」と。このエッセイは、著者の父に病が見つかる所から、父が永遠のおでかけをし、その後「日常」が徐々に戻る辺りまでを描いている。十七章「桜花咲くころ」で、「父を(最後となる)花見に誘わなかったこと」と「食べたがっていたケンタッキーを、見舞いに持っていかなかったこと」を著者が悔やむ所で、堪えていた涙がついに落ちてしまった。誰にでも覚えのある気持ちを、丁寧に綴った一冊。

2022/03/11

はる

切ない。益田ミリさんとお父さんの、最後の日々を綴ったエッセイ。押し寄せる悲しみと後悔、そして小さな幸せ……。私自身を含めて、大切な身内を失った経験のある方は共感する場面が多いと思います。様々な想いに揺れるなか、世間は普通に動いている…。役所や銀行の手続きの煩雑さや、親切な葬儀会社がふと見せる利益主義の部分も、経験しただけに苦笑い。淡々とした語り口が心に沁みる。

2022/09/11

ぶんこ

大好きだった叔父さんと、続けて父親を亡くしたミリさん。どうしても、ああすればよかった、食べたいと言っていた物を買いに行けばよかった。後悔はつきません。私が一番胸にこたえたのは近所のお花見。行きたがっていたのを知りながらお母様と2人だけで行かれたこと。切ないですね。

2022/09/25

チョコ

妹に借りた本。ミリさんのお父さんが亡くなる前後のエッセイ。父も高齢なので、伝えることは伝えていきたい。ちょうど同じ日に見た映画も一番大切な事をきちんと伝えて生きようという話で、大切な事だな、とつくづく。コロンがいい。やっぱり最近猫が気になる。飼いたいなぁ。

2023/06/11

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