さまざまな旅
さまざまな旅 / 感想・レビュー
depo
図書館リサイクル本。著者の小説は何冊か読んだが、エッセーは初読。「若いころと違って、年をとると残り時間がある程度見えてくるので、面白く無い本でも無理やり最後まで読み通す、ということがなくなった。30頁ほど読んで引き込まれない本は、容赦なく捨ててしまう。…そうでもしなければ他のおもしろい本を読み逃すことになる。書く立場からすれば、まず書き出しで読者の心をつかもうと努力するはずだから、その部分の出来が悪いと以後の展開に期待が持てない。」
2021/01/13
鬼山とんぼ
作家デビューからほぼ10年を経過した頃のエッセー、書評集。スペイン旅行、青春時代の東京や映画の思い出、内外の小説や評論に対する感想・評論など、多角的に書かれている。しかし散漫になっておらず、逢坂剛という作家をより深く理解したい人にとって、非常に良い参考文献になっている。要するに彼のファンであれば是非とも読んでおいてほしい本であり、文庫化したものを合わせても読書メーターの読んだ本登録が20以下というのは寂しい気がする(17年6月時点)。
2017/06/04
慧
★★
2004/05/10
慧
★★
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