くすだま日記
くすだま日記 / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
世紀末なので、いつもネガティヴなタイトルを、今回はめでたいタイトルにしてみ雑誌や新聞でのコラムはさっと読んでしまうけれど、こうしてまとめられると改めて1999年から2000年に起こったことをフラッシュバックできそう。文京区女児殺人事件、ストーカー殺人事件、少女9年間監禁事件、 石原都知事三国人発言騒動などの事件以外に彼女が鑑賞した歌舞伎や 映画、演劇など幅広い内容。この人も全方位にアンテナを張り巡らせて いるタイプかもしれません。
2001/03/22
あーさー
中野翠さんの「サンデー毎日」での連載をまとめた一冊。今作は1999年末~00年のコラムが収録されています。“2000年問題ってあったなぁ”とか“あの事件から、約25年経ったのか”など、いろいろ思い出し面白かったです。
2024/05/22
まっちょん
20世紀最後の年。世間は何かにつけミレニアム×2と騒がしかった。私が思い出すのは作中にも出てきた安室×小室のネ−バエーネバエ。カラー画面のケータイ登場で何か新しい世界が始まる予感がしたこと。 実際、便利になった反面、知らなくてもいいことが頭の中に入ってきてめんどくさい世の中になったのも事実。
2012/10/21
ももんが
最初ページをめくったとき、ピントをあわせにくい軽さ、もしくは読みにくさを感じたが、週刊誌の連載というよりはブログ日記でも読むような心持ちで読むのが正解。気持ちよく読めました。ほんの数年前の時事ネタで、その内容といまの自分との距離のとりかたをはかり直すのが楽しい。ちょうど某週刊誌で林真理子が「ブログ日記をはじめる」と書いていて、書き手によってどれだけ日常や時事の見方がかわるのか、くらべてみるのもおもしろいかも、とか。
2009/02/06
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