永遠の不服従のために
永遠の不服従のために / 感想・レビュー
白義
これらのエッセイのもとになった文章が連載されていたのは2001年から2002年にかけて。911テロが勃発し、日米関係が蜜月の粋に達し、テロとの戦いというお題目の前で世界も日本も戦時下のような制度とムードに突入していた錯乱の時代である。その錯乱に正面から激烈に立ち向かいながら、同時に自らのその激烈さ自体に嫌悪すべき忌まわしいものもまた聴かざるを得ない著者の、くぐもった反響する声が重い。ここに描かれた戦いは外的な抑圧への不服従のためだけではなく、自己の内的な国家への不服従でもある。故にその戦いは永遠となるのだ
2018/06/04
ぼび
7/5
2018/08/03
i-O
おもろ
2009/03/07
Tomomi Hori
「カブール」のくだり好きだな。
櫻音
辺見氏の著書を読むたびに、自分の不勉強、無関心を恥じる気持ちが強くなる。何の力にならなくても、知る事、考える事を続けなくてはいけないと思った。
2012/02/08
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