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生きる者の記録 佐藤健

生きる者の記録 佐藤健

生きる者の記録 佐藤健

作家
佐藤健
取材班
出版社
毎日新聞出版
発売日
2003-03-01
ISBN
9784620316253
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生きる者の記録 佐藤健 / 感想・レビュー

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kawa

著者は毎日新聞記者。患ったガン闘病と死を周囲の仲間の助けを得ながら自らドキュメント、毎日新聞に掲載。まあァ、日頃の不摂生との批判もなくはないが(優等生的人生もつまらない)、人徳のなせるところ、周囲を巻き込み自らの死を見事に演出。不運や苦しみはあるけれど、記者冥利につきる幸せな晩年だと言える。「生は光 死は闇 私達の生とは 闇と闇との空間を横切る 星なのかもしれない」晩年の言が印象的。生も死も百者百様万者万様。一瞬、袖すり合う縁があった者として、遅かったけれど手に取って良かった一冊、合掌。(2003年刊)

2022/07/21

4fdo4

元記者のがん闘病記。かなりの大酒飲み。湯治の話が思ったよりも少なく。がんに湯治の効果があったのか否かを知りたかった。若いころの出家した話も面白い

2023/04/30

皐月

積読の一冊。

2022/08/15

じむくろうち

ほとんど家におらず、たまに家に帰っても布団でウイスキーを飲みながら寝ていたという。優秀な記者だったのだろうが、家庭人としては困ったちゃんだったのだろう。こういう人って結構いる。

2012/08/27

Kyo-to-read

末期癌患者佐藤記者の最期の様子と雲水になる為に体験した禅宗の修行の様子が内容。いずれも宗教をテーマにした取材を行ってきた経験のある記者らしく、死に際しつつも、それを忌避するのではなく、敢えてこれまでの自分の生を強く肯定する事で、一人の人間がいのちを締め括る様子をありのままに描く。全体のエピソードを通して、生を描きつつも、力強さというより、ある種の静かさが漂う。これは佐藤記者が体得してきた生に対する態度、そして、随所に出てくる玉川温泉の末期癌患者、禅宗の僧侶等の登場人物達が示す、自分或いは生との、静かなる対

2011/10/31

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