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自分の謎

自分の謎

自分の謎

作家
赤瀬川原平
出版社
毎日新聞出版
発売日
2005-11-01
ISBN
9784620317397
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自分の謎 / 感想・レビュー

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片瀬

とある名所で。哲学チックな絵本でした。鏡の中で目が合った誰か。体から切り離される痛み。張りぼての人々。存在に絡み付く違和感と不安。どこからどこまでが自分なのか。簡単な文体にもかかわらず、難解な内容にどぎまぎしました。自分への問いは、一重に答えが無いところが面白いのでしょう。しかし、自分にとっては自滅行為です。

2015/07/12

らびぞう

自分の謎と言うことで、それに伴い、「目の問題」・「痛い問題」・「国境問題」・「一つだけの問題」・「強い自分 弱い自分」と題名がついた5つの短編で構成されている。誰もが、いや殆どの人が気にならないところに、着眼し、問題を提起する。言われてみたら、この鏡に映る自分は、今、鏡の前にいる自分とは違うのでは?もはや、SFの世界だ。そうして、切っても痛くない爪や髪の毛は、それは、やはり、自分の一部なのか。手や足が切断され、心臓や脳がある身体の方は痛みを感じるが、切断した手足にはもはや痛みはない。それは、やはり自分?

2022/03/12

kinkin

赤瀬川流哲学・・・

2010/12/30

らむだ

『自分の謎』というタイトル通り、赤瀬川さんの“自分”についての思索の跡をイラストと文章で表した作品。自分も鏡を見るのが嫌いなので、冒頭の鏡の話には首肯するばかりでした。 あとがきが素晴らしい。

2014/08/28

tama

図書館本 赤瀬川さんが描いた絵本であり、読むものではなく(ちゃんと文章があるけど)常に携帯して何度も眺め、時間をそのために費やすものかと。残念ながら「読んでしまった」のであっという間に終わり。とうてい赤瀬川仙人の足元にも近づけませぬ。中に出てくる「本の読まれ率」は、ついこの前に読んだ「紙がみの・・・」から出たんだよね。

2014/02/10

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