KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

南洋の島語り―タヒチからの手紙

南洋の島語り―タヒチからの手紙

南洋の島語り―タヒチからの手紙

作家
坂東眞砂子
出版社
毎日新聞出版
発売日
2006-07-01
ISBN
9784620317717
amazonで購入する

南洋の島語り―タヒチからの手紙 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mami

駄目だ、私はこの人が苦手だ。移住するほどだからそれなりに愛着のある土地を選んだはずなのに、タヒチアンに対する愛情が感じられない。私はタヒチが好きで何度も訪れているし、現地で働いていた同級生や今でも在住する友人もいるけれど、こんなにワイルドな暮らしはしていない。野生の鶏を捕まえて殺して食べる一連の話は転じて命の大切さを訴えているのかも知れないが、こういう発想がのちの子猫殺しのエッセイにも繋がるのかと想像する。

2015/08/21

(2006,915.6)飼猫の異種交合を阻止する話と、去勢批判は矛盾していると思うが、これが去勢せず産んだ猫を殺す話につながっているようにも思う(実は殺していなかったらしいけど)。ゴミ、物の値段、生死等、タヒチの生活を通し、現代文明への苦言を潜ませる日記という感じ。もうちょっと海が美しいかと思ったけれど、観光写真とは違うこれが現実なのだろう。

2024/10/16

148cm

タヒチで生きる女性作家が現地での暮らしを綴ったフォトエッセイ。 日本のような国で、「より早く」「より多く」 数字と時間にとらわれがちな生き方をしていると、南国で自然とともに生きることに憧れを持つ人は少なくないはずで、自分もその一人。 旅と生活は当然全く別物。ガイドブックのきれいごとでは暮らしてはいけない。 ゆとりや陶酔と引換えに利便性や安全、衛生を手放し、時には生死を分けるレベルの“戦い”にも直面する。ひるみそうな話も出てきたけれど、それでもやっぱり、いや、ますます、いつか暮らしたい想いが強くなった。

2015/02/15

アルクシ・ガイ

この直前に「死国」を読んだのだが、著者がタヒチ住まいとは知らなかった。珠玉の短文集。ことに、鶏をさばくエピはよかった。鶏の首を落とさずして、マンゴーだけもいで南国気分は片手落ちだろう。

2013/07/03

感想・レビューをもっと見る