美と破局 (辺見庸コレクション 3)
美と破局 (辺見庸コレクション 3) / 感想・レビュー
さっちも
美と破局。なにやら気負った題だか、辺見庸の美意識とニヒリズムが妖しく結実した、短編と評論と詩の撰集。初めは、ジャズ奏者のチャットベイカーについて。私は、一冊読み終わる前に4回は読んだ。チャットは死ぬまでに打った麻薬の量は金額で600万ドル。注射できるまともな血管がなくなったため、血だらけになって頸動脈に打ったり、睾丸につきたてていたという。辺見は、人はここまで堕ちることができることができるのか。にもかかわらず。だからこそ、ここまで深くうたえるのか、、と、、、スミマセン巧く伝えられないです。
2016/02/25
Kyo
刺激物。目を細めては咽を鳴らし、その咽を潰される。「詩篇」を手元に置きたいが為に購入しようか悩む
2009/09/09
邪馬台国
著者の視点は今の自分にはかなり衝撃的だった。どうしようもない風穴を開けられた、いや開いていたのに気づかされたのか。
2010/06/09
mitsuru1
ごく短い、コラム、エッセイ、詩篇などです、病におかされ、現代の状況に絶望してか、暗く重いが、まだまだ読みたい作家さんなのですが。
2009/09/08
柴犬 太郎
辺見庸の著作集。これまでの著作と新作の詩、雑誌での連載が掲載されている。コレクションなので近著を読むほうがいいが、これまでの著作がテーマごとに構成されている。
2009/07/07
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