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貧困と愛国

貧困と愛国

貧困と愛国

作家
佐高信
雨宮処凛
出版社
毎日新聞社
発売日
2008-03-29
ISBN
9784620318486
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貧困と愛国 / 感想・レビュー

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ぽんくまそ

対談。雨宮さんの人生、周りでの自殺の多さよ。暗然。死に追い詰められる若者が多い社会は戦争よりひどい。佐高さんの経歴を円満転職かと思っていたが、彼もそこで苦しんだことを知る。しかし民主主義を説きながらイジメを無視する教師ってなによ。滝川市だと。(その教師たちが時間外労働で過労ないま、組合は何かしたか?)弱肉強食関係の固定化増長化のなかにいて、悩み戦ってきて、世代差で互いの世界を知らないので、共通点を探ろうと模索する有意義な対談である。本音と建前を使い分ける現状肯定な連中に天誅あれ。

2023/10/04

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

支配者階層によって形作られた社会。足の引っ張り合いや下を見て安心するような構造は、問題だ。雇用側にとっては得になるかもしれないが、労働者側にとっては何の得にもならない。そうではなくて、共に助け合い、上がっていこうとするような、そんな社会を構成したいものである。

2012/05/29

しげ

貧困の中で、生きるか死ぬかのギリギリの状態に置かれていて、それでも「自己責任だ」と誰にも手を差し伸べられることのない状況で「平和を守ろう!9条を守ろう!」と言われてもまったく響かず「それはわたしを救ってくれないじゃないか!」という絶望と怒りが生まれることは、もっともだと思います。貧困はそういった分断を生んでしまう。若者たちが尊い命を落とした神風特攻隊や白虎隊を、美談として回収するのではなく「指導者の未熟であり愚策だ」と怒る視点、責任を問う視点も必要なのだ、と気づかされました。

2018/04/26

Katsuaki Mori

2016/11/10-2016/12/13

2016/12/13

seichan

佐高氏の見方がやや時代がかっていたけど、理解しようとするところは左派の中ではマシなところか。雨宮処凛のストレートな物言いは刺さるものがあってよい。

2014/11/16

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