散歩の学校
散歩の学校 / 感想・レビュー
じいじ
「散歩とは、ただぼんやり歩く無駄な時間のことである。その無駄が、実は気持ちがいい」―と原平さんは言う。実に楽しい、面白い、温かい文章で書かれた東京の散歩日記だ。「東京タワー」をスタートに「渋谷・ハチ公前」まで36か所が登場。何十回も訪れたところもあるが、新しい発見がある。「上野動物園」などは3ケタになるが、ラクダを見て感動した原平さんに、私は感動した。とにかく、氏の観察力がユニークで面白い、原平さん哲学も垣間見えて勉強になります。氏曰く「猫を見かけない町は、雑多な要素がないから面白みに欠ける」と。御意!
2018/04/02
tu-bo@散歩カメラ修行中
図書館で遭遇。4年越しで読みたいと思っていた本です。路上観察の先生(赤瀬川原平さん)が恐らく毎日新聞の記者を連れて定番から穴場まで37コースを散歩・引率した散歩日誌。赤瀬川さんの文章と写真、歩数 そして生徒さんの散歩メモ(地図、アクセス、一般情報)という構成からなっており、楽しめると同時に 散歩の教習書にもなるという個人的にとってもお得感のある本です。以下37コースの一部を列記。 東京タワー、アメ横、谷中、吉祥寺、日比谷公園、田園調布と自由が丘、野川公園と国際基督教大学、両国、下北沢、白金台、四谷荒木町
2018/03/30
sofia
ゆっくりしみじみ読みました。散歩はいいなあ。思い入れのある武蔵野方面や最近、行ったところなどなど違う「目」がおもしろい。
2015/05/13
tama
図書館本 書架で出会った。Net上ではないこと。赤瀬川シリーズ。「晩年は樹木になってすごすのもいい」。府中刑務所周辺:「本日の釈放はすべて終了しました」。合羽橋道具街:「ガラスケースが全部がら空き・・・廃業するのかと思ったら、ガラスケース屋だった。ふと見てさみしいから不思議」。渋谷・ハチ公前;ハチ公の銅像に触れる子供たち。ハチ公が「触られるのには馴れないなぁ」と言ってるように見える。 作者の柔軟な視線・心が本の中にぎっしり。
2015/12/04
gokuri
赤瀬川氏のエッセイは、視点の不思議さや、日本語の面白さを感じるのだが、この本も写真とあわせて、東京の町並みの面白さを楽しませてくれる。知らない土地でもいってみたくなるようなレポートが楽しい。ブラタモリににているかも・・・
2013/01/23
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