死とは何か さて死んだのは誰なのか
死とは何か さて死んだのは誰なのか / 感想・レビュー
抹茶モナカ
「死」については、個人的に物心ついた頃から、ぼんやり考えて来ていたので、タイトルに魅かれて手に取った。「生」や「死」について答えをくれる哲学書は存在しないらしいので、この本も「わからないけど、考える姿勢が大事」という結論の哲学エッセイで、池田節が随所で光る感じ。エッセイの形になっていて、親しみやすい形式だけれど、どれだけの勉強と思索を経て、綴られているのか、実は碩学な方だったのだろうか、と、感じたり。
2018/02/15
魚京童!
面白いんだけど、ハマってこない。ああ、この本面白いなっていうのはわかるんだけど、だからと言って時間を取って読むことはしない。できない。どうせ読み切れない。なんでだろうね。こうやってつまみ食いしてるときが愉しい。自分が愉しいと思うところだけを読む。物語は谷があって、山があるから面白いというが、谷の時期はつらくて歩く元気がない。そんなものをぶっ飛ばせば、楽しみが減るのだろうが、疲れはしない。そんな人生ありなのかな。
2024/07/17
takehiro
エッセイ集。池田さんが言葉をとても重要視されていたのがよく伝わってきました。「言葉は道具なんかではない。言葉は、自分そのものだ」
2023/03/31
スノーシェルター
「14歳からの哲学」の人だ...と思って読んでみた。読めば読むほど、わからなくなる。死って何?どこからが死で意識はどうなってどこにいくのだろう?死んでみないとわからない。「悩む」と「考える」は違うというのは納得。
2013/06/28
きょ
池田晶子さん大好き。何も考えてなさそうな浅い言葉で自分が見たように経験したように、がやがや喋る人が、私も嫌いだから。頭の中で何となく浮かんでた(気がするだけかもしれないが)ことを、スッキリとさっぱりと言葉にしてもらっているから。死なんて、ない。ということは晶子さんはきっと、読者のそばにいるでしょう。
2013/07/05
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