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植物はヒトを操る (Mainichi Science)

植物はヒトを操る (Mainichi Science)

植物はヒトを操る (Mainichi Science)

作家
いとうせいこう
竹下大学
出版社
毎日新聞社
発売日
2010-05-27
ISBN
9784620319896
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植物はヒトを操る (Mainichi Science) / 感想・レビュー

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こばまり

近所の空き地に群生するはセイタカアワダチソウか、はたまたオオアレチノギクか。『漂流教室』的趣があってコワイのだ。そんな無知な私にもするするクスクス読めて、せいこう氏の「僕の把握している地球という空間が豊かにゆがむ」は言い得て妙。良本。

2020/07/05

Sakie

プロの育種家竹下氏といとうせいこうの対談。軽い気持ちで読めるが、さらりと出る話題がべらぼうに面白い。八重咲の花ができる仕組み、純白の花が自然界に存在しない事実、ビールの主原料が大麦である必然性等々。『僕の把握している地球っていう空間が豊かにゆがむ』。いとう氏の関心は、国境なき医師団しかり、私の関心とつながっていると感じる。 植物の育種は特異なものを選ぶ作業の連続だ。それは即ち遺伝的な多様性を失わせる。だから、多くの遺伝情報が残っている野生種や古い品種を絶やさないために、種を保存するのだそうだ。

2019/10/22

tipsy

"想像ラジオ"の解説に本書の事が書いてあり「死んでる組織と生きてる組織が両方あって木、生きてる組織だけなのが草花」という文に惹かれ本書を。木が半分死んでるとか物凄い生命体ではないかと。いとうせいこうも言っていたが読んでると、自分の把握している地球ってゆうか空間が豊かに歪む感覚になる。植物や空を見るのが好きなのだが読了後、確実に違う視点で見るようになっている。特に花を見る時。揺るぎない実績を上げている育種家の竹下さんが、「植物の育種をしていて、同業者が俺が作ったと言い切れる神経は何だろう」と。(続く)

2016/05/23

やまとさくら

園芸エッセイ「ボタニカルライフ」から著者を知り、本書を手にとりました◎対談形式。いとうせいこう氏×育種家の竹下氏。育種家とは花や野菜などの新種を開発する◎お二人の軽快な会話から、園芸界の豆知識&雑学(と言うには もったいない)を 知ることができました。大航海時代や戦争の開戦・終戦に植物の利用や開発などに大きな影響をもたらした◎アメリカでは エジソンとフォードに並ぶ発明王の園芸家がいて、フォードは その人にトラクターをあげたり、エジソンは 園芸業界の特許のようなのに働きかけをしたとか。。◎また読みたいです~

2015/05/12

ミエル

対談形式なので、理解しやすく読みやすい。この構成の勝利かも知れない。植物に支えられて生きる生物として、読んでおいて損はないと思う。

2014/07/08

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