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うさぎとマツコの往復書簡

うさぎとマツコの往復書簡

うさぎとマツコの往復書簡

作家
中村うさぎ
マツコ・デラックス
出版社
毎日新聞社
発売日
2010-11-06
ISBN
9784620320281
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うさぎとマツコの往復書簡 / 感想・レビュー

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きさらぎ

世間からは後ろ指をさされながらも自分の幸せを求めて生きてきた二人を少し羨ましく思う。わがままな生き方のようだが、「結婚して子供を産む」という選択をしなかった者がその欠落感をどう解決するか、周りの人たちに恵まれていてももっと愛されたいと思うのは欲張りなのか、男の期待に添う気がなければ幸せになれないのかと悩みながら生きている。他者とも世界とも繋がっていない人はいっぱいいて、みんなどうにか折り合いをつけて生きている。天国は地獄の真ん中にあるのだから、天国を見たければ自ら地獄に飛び込みなさいはきっと激励の言葉!

2017/09/02

まーちゃん

「月曜から夜更かし」が面白くて借りてみる。2009〜2010年サンデー毎日掲載。マツコ大ブレイク直前か。正直、軽く笑えて面白いというのを期待してただけだった。中村うさぎにも、毎度お騒がせなキワモノライターというイメージしかなかったのだけれど。冒頭こそ政治の話やフェミニスト論も出ていたが、間もなくほとんどが壮絶な自分探しの対談になっていた。途中から私はマツコそっちのけになって、うさぎの痛くて痛くていたたまれない魂の叫びに心が釘付け(?)になってしまった。ビックリ!続きも読まなくちゃ。

2014/03/01

青蓮

今ではすっかりブレイクしたマツコさんですが、本書を読んでると毒舌家というより、何かに足掻いている姿が浮かび上がってきます。内容も4年くらい前だし、ある意味彼(彼女?)にとって過渡期だったのかな。でもこんな風に相手を慮りつつ、言いたいことをしっかり言葉にする関係が羨ましい限り。読んでて面白かったです。

2014/07/12

キジネコ

リズムにテンポ、シンコペーションにアーティキュレーション…グルーブ&ラップ。始めて読んだソローキンの感触を思い出す。語りは中毒の誘い、往還する二人の声が血肉に触る。世間が期待するキャラを演じ、巧妙に地雷を避けてステップを踏み、吐く毒と自虐は照れ隠し?悪態の裏に見え隠れするのは、まさかの清々しき純情。でもやっぱりホントのホントは漏らさぬ最後の砦。あんたなんかにアタシ達の何が分かんのさ…と泣き笑う。ねえ…聞いてんなら返事しなさいよと、藪を睨み。密微を共有する夫婦の会話の様にも聞こえつつ…其処は彼と、哀しくも…

2018/03/22

あつこんぐ

図書館本。お互いに褒めたり、貶したりして本気で話せる相手がいるのはうらやましいです。女同士って褒めるのはよくても貶すのは難しいですよね。時々、マツコの自虐具合いが痛々しく思いますが、二人とも頭がいいなぁと思います。お酒飲みながら話したら楽しそう。でも、けちょんけちょんにやられるかなぁ(笑)

2018/11/13

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