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メタフィジカル・パンチ

メタフィジカル・パンチ

メタフィジカル・パンチ

作家
池田晶子
出版社
毎日新聞出版
発売日
2014-11-27
ISBN
9784620322704
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メタフィジカル・パンチ / 感想・レビュー

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Asakura Arata

若い頃の作品だけあって、文章内容い勢いがあり、読んでいて爽快になる。哲学するのに、最初は書物はいらない。考えぬいた後、本を読むのが良さそうだ。

2022/08/30

Ryosuke Kojika

タイトル通りパンチが効いている。「考える」ことをはじめてから1年ぐらいか。「考える」人にも2通りがあり、「考えよう」とする人と「考えざるを得ない」人との隔絶を知らしめられる。私は明らかに前者だろう。後者たらしめる「驚き」という衝撃を受けてはいないが、じわじわとこみ上げる「なぜ」を直観はしている。著者が指摘するところの「考える」才能はないであろうが、かとて「考える」こと自体に差はないだろう。才能ある人の「考え」を借りながら本当についてわかりたい。

2019/06/21

Asako Nakamura

筆者の言いたいことは常に一貫していて、それでいて飽きることがない。はまっています。

2015/06/21

ジョンノレン

項ごとに人物や群を特定し、手際良く見事に分析し、その世間的評価とは異なる位置に置き直す。その対象全てについて良く知っている訳ではないが、無責任に痛快であった。ただ他の著書と同様、科学者に対する認識、物のみを対象にしているとして、これを俎上から敢えて外そうとするスタンスには抵抗を感ずる。最先端の量子物理もまたフィジカルサイドから必死に存在の神秘に対峙している故、フィジカル以外のブラッキーなものや、物の微細レベルの不可思議な振る舞いを明らかにするに至っている。形而上・下いずれも仮説の域を出ないから考え続ける。

2022/02/10

Chie Azuma

「正義」とは何か?「死」とは何か?常識過ぎて考えもしないことを、改めて突き詰めて考え出すとどんどん心細くなってしまう。権威ある著名人に答えを与えられるとそれを鵜呑みにして安心できる。そんな思考停止を叱ってくれているように感じた。心細くても自分で考える。そうすると孤独感や不安感が強くなっていく。じゃあどうすれば?突き詰めたら「自分は宇宙」の感覚まで辿り着けるのか?それは結局また他人の思考を真似しているだけなんじゃないか?堂々巡りが止まらなくなりました。

2017/09/30

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