あの人に会いに 穂村弘対談集
あの人に会いに 穂村弘対談集 / 感想・レビュー
美登利
確かによくわからないけれどあきらかに凄い人たちと対談している穂村さん。見知っている方も何名かいらしたけれど、私にはちんぷんかんぷん、さっぱりと言う方もいらっしゃいました。対等に(緊張されているようですが)インタビューされてるので、やはり勉強家なんだなと改めて穂村さんを尊敬してしまいます。荒木経惟さんの言葉が一番分かりやすく響いてきました。変なおじさん(失礼)のイメージを覆した1冊でした。漫画家さんも3名おられました。ファンだったらなるほど!と感じるでしょうね。
2019/02/24
♪みどりpiyopiyo♪
「この世にこんな傑作があることが信じられなかった。世界のどこかにこれを作った人がいるのだ。それだけを心の支えにして、私は青春の暗黒時代をなんとか乗り切った」(穂村)■読メのBioに挙げた大好きなクリエイター、穂村弘、佐藤雅彦、高野文子…。この本、何のご褒美ですか☆ 大好きなほむほむが、大好きな佐藤さんや高野さん等「よくわからないけど、あきらかにすごい人」に会いに行って、創作や感性のあれこれを聞いてます。■どの人の言葉も面白くって共感しきり。なんとも嬉しいご本でした ( ' ᵕ ' ) (2019年)(→続
2019/03/25
ムッネニーク
97冊目『あの人に会いに 穂村弘対談集』(穂村弘 著、2019年1月、毎日新聞出版) 歌人である著者が「よくわからないけど、あきらかにすごい人」に創作の秘密をインタビューしていくという対談集。詩人・谷川俊太郎やミュージシャン・甲本ヒロト、漫画家・萩尾望都など、各界を代表する名士が揃う。 著者のことは知らなかったのだが、ヒロトと高野文子という大尊敬している2人が参加しているのなら読まないという選択肢はない。高野先生の創作姿勢にはやはり惹きつけられる。 〈マンガは、攻撃しなきゃだめだと思ってやってたんです〉
2024/07/22
佐島楓
読んでいて、なぜだかこちらまで嬉しくなるような対談集だった。ずっとお話を伺っていたいなあ、と思ってしまう。穂村さんのクリエーターとして、そしておそらくいちファンとしての質問がすぱっとしているから、本当に楽しいのである。楽しみながら学ばせていただいたな。一石二鳥。
2019/03/08
buchipanda3
穂村さんと創作家たちとの対談集。感性と感性の語り合いが面白くて興味深い話が満載だった。雑誌掲載時の題名「よくわからないけど、あきらかにすごい人」という通り、面子がすごい。相手は穂村さんが憧れた世代と同世代の人たち。どの世代でも遠慮なく相手のふところに入り込んで話を聞いていたのが良かった。谷川さんとは韻文、散文の話も面白いが佐野さんとのことを突っ込むとは。アラーキーとの対談は無茶苦茶楽しくて、ぽんぽん話が進む中に金言どっさり。萩尾さんからは「11人いる!」の幻の後日譚、甲本さんの人生のもったいないの言葉も。
2019/02/03
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