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日本語をつかまえろ!

日本語をつかまえろ!

日本語をつかまえろ!

作家
飯間浩明
金井真紀
出版社
毎日新聞出版
発売日
2019-11-23
ISBN
9784620326115
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日本語をつかまえろ! / 感想・レビュー

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岡部敬史/おかべたかし

本書に「うれしい気持ちを作文で書くのは難しい」とあって、その理由が楽しい、嬉しいなどの形容詞が少ないせいで、あなたのせいじゃないかもしれないよとあった。曰く「楽しくてジャンプした」など「楽しくて○○した」と書くのがいいよ。○○の部分があなたらしさになると。自分の中の「忘れたくないボックス」に入れておきたいなと思う、素敵な指摘でした。

2020/07/13

kinkin

読んでみていろいろな日本語の面白さを知った。白の反対は黒が普通と思いこんでいるが白ネギの反対は青ネギ、白味噌の反対は赤味噌、言われてみればそうだなあ。他のも擬音語や擬態語の多さ、難しい漢字、国名の当て字であるとか、日本人は普段意識せずに話したり書いたりすること、それでも流暢な日本語を話す外国人も多いこと。日本語をやさしくおもしろく解説する肩のこらない一冊。図書館本。

2022/07/01

タツ フカガワ

「背広」の語源は英語? 「カレー」の語源は辛え? 「長い」の反対語(対義語)、「長くない」が不正解なのはなぜ? 「雰囲気」の本来の意味は? などなど大きな文字で見開き1テーマ。国語辞典編纂者の作者が、小学生を対象にわかりやすく日本語の成り立ちから変遷を解説。いい年したオジサンも「へぇー」とか「なるほど」とか「これ知ってる」とか呟きながら“さくさく”と読了。あ、オノマトペの項目も多々ありました。

2024/08/13

ホークス

2019年刊。辞書の作り手である著者が、子供向けに日本語の面白さを解説。色んな発見があり、イラストも楽しい。 かなの五十音表はサンスクリット語の表をまねて作られた。だから驚くほど似ているらしい。学区のことを「連区」とか「結社」と言う地域があるそうで、面白いローカル言葉とか業界ワードをいっぱい知りたいと思った。語源も含めて。著者はいつも街で言葉を探し、その変化を追いかけている。本書では子供たちにも勧めていて素敵だなと思う。看板を写真に撮ったりすると、世界が広がるに違いない。自分もやってみよう。

2023/06/01

冴子

辞書の編集者が子ども向けに言葉について書いたエッセイだが、なるほどと思うところがたくさん。「舟を編む」に出てきたように、周囲の若い人の話に耳を傾けたり、街中の看板に注意を向けたり、最近ではネット社会にも進出しなきゃならないから、大変。でも頭を柔らかくして、堅苦しく考えないようにすることが大切ですね。反対語、作文のこつ、言葉の伝来など、学校でも教えてくれると、国語がもっと楽しくなるのにね。

2021/09/29

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