好きに食べたい
好きに食べたい / 感想・レビュー
Salsaru
服部さんは食いしん坊の鏡で、食べ物の描写が食欲をそそる。
2021/05/08
きゅー
他の著書の中では波動、普遍意識、記憶の浄化などスピリチュアルなものへの傾倒を遺憾なく発揮していた。が、本書は 毎日新聞の「日曜くらぶ」に連載していたという経緯もあり、そういった話は鳴りをひそめている。が、ところどころでここまではOKだろうというラインを攻めてくるので、その見極めを楽しみながら読んだ。それはともかく、このコロナ禍において美濃で半自給自足の生活を送るというのは、偶然とは言え先見の明があったのかもしれない。内容は堅苦しくないが、食のグローバル化への反駁として読むことができる。
2022/04/13
sazen
★★★★10年くらい前に「食のABC」を読んでとても楽しめたので、今作を読んでみた。本の作品として、すごく完成度の高いものだと思う。著者の信念やセンスが短い文の中にぎっしり含まれている。著者が好きな人には、とても刺さるでしょう。でも、私は10年前と同じ感性ではいられなくなったことを実感する読書体験になった。時短や手抜き料理を「だらしない」と評するあたり、私と彼女は根本的に相容れないのだと。子供を育てたことのない人の話って、こんなにも素敵だし、とても余裕を感じさせるけれど、こんなにも遠く感じてしまうのだと。
2021/05/18
ロータス
食に関するエッセイでのみれいさんの表現力には脱帽せざるを得ない。魅力的なものはとにかく魅力的に、そうでないものも笑いに変え、その文章でおいしいものを食べているときと同じように幸せな気分にさせてくれる。なかでも、みれいさんがどん底に落ちていた元旦に彼女を迎えてくれた御方の、正月をまったく意識させないもてなしの心遣いには感動した。ふいに佐藤初女さんのおにぎりを思い出した。
2021/10/07
バーベナ
みれいさんは破壊と創造のひとだと感じる。それも、のびのび、たゆたいながら、いつも変化している。結構、過激。ところで、自分用の畑を持つっていいな。負担なくできる範囲、小さくていいの。1坪。フランス料理に嵌ったり、ぬか漬けと別離を繰り返したり、自由で楽しそう。
2021/10/21
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