外国漫画に描かれた日本 (丸善ブックス 14)
外国漫画に描かれた日本 (丸善ブックス 14) / 感想・レビュー
印度 洋一郎
幕末の開国から1990年代まで、海外の諷刺一コマ漫画に描かれた日本像の変遷を見る。東洋の神秘の国~軍事大国~経済大国とイメージはほぼ一定しているが、中には日本へやってきてリアルタイムで描いた画もあり、興味が尽きない。明治時代のビゴーやワーグマンは文明開化の日本を皮肉な目で見ているし、大正時代に東京へ来たロシアの漫画家の一連の作品は、日本人が気づかない日本を記録していた。只、インパクトが強いのはやはり大戦下の作品で、イタリアとドイツの降伏を驚きの表情で見ている昭和天皇の図はなかなかお目にかかれない逸品だ。
2012/04/17
入江・ろばーと
左翼的な歴史観が若干気になる……
2019/03/04
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