城砦 1 (サン=テグジュペリ著作集 6)
城砦 1 (サン=テグジュペリ著作集 6) / 感想・レビュー
twinsun
手を下し現場に立ち会ったものに責務を負い命を吹き込めば、それとともに生きることができる。ツァラトゥストラはともに山に登らぬものは置き去りにするだけである。一方「城砦」には目を背けるものは舞台で抹殺されるのを覚悟せねばならぬような怖さがある。行動を持って何かをめざすことが理性であるような力を生み出す種を宿さぬものは生き残れない。命がけで出会い接することによってしか人もものも思いも意味を与えられず悔いのない血の流れることもない。生きることを選ぶかどうかを試されているような語りである。
2021/09/26
sidus
「自由が放縦でないと同様、秩序は、自由の欠如ではない。」
2008/12/12
chiKa beiNi
なんかもうほんっとにこんな美しい本があるんだって思った。 一生をかけて読みたい本
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