ロマン・ロラン全集 (39) 書簡 7
ロマン・ロラン全集 (39) 書簡 7 / 感想・レビュー
荒野の狼
ロマン・ロランと3人の人物(アラン、ヘルマン・ヘッセ、トルストイ)との往復書簡や日記、その他の資料から構成される本。中でも双方がノーベル文学賞作家で、平和主義者で高潔な魂をもった巨人であるロランとヘッセの100通あまりの書簡が120ページにわたって載せられている部分は、この二人の作家のファンにとっては必読です。ヘッセより11歳年長のフランス人ロランは、兄のようにヘッセに接し、ドイツ人ヘッセはロランを敬慕します(代表作のシッダルダの第一部はロランに捧げられています)。
2009/09/27
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