カイエ 4
カイエ 4 / 感想・レビュー
いやしの本棚
全4巻、読破。長い道のりやった…(←読むの極端に遅いだけ)。1巻のいまだ迷えるシモーヌが、巻を重ねるごとに進化、4巻でついに最終形態に。ヴェイユ姐さん、やっぱかっけー。「身体は牢獄である。」「われわれを有限な被造物に造ったという神の犯罪をわれわれが赦すならば、有限な被造物であるというわれわれの犯罪を神は赦すであろう」「わたしの身体が魂のなかの凡庸なものすべてに呵責と死をもたらす道具であればよい。」「すべては火を通らねばならない。」「この愛が神が神に対して抱く完全に焼きつくす焰でありますように。」
2019/04/21
amanon
著者最晩年の思索を綴ったノート(カイエ)の翻訳である。独創的な聖書解釈、様々な民話の抜粋など、その内容は多岐に渡っているため、読み通すのはしんどいが、多くの示唆に富む。
2008/08/08
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