間接的言語と沈黙の声 (メルロ=ポンティ・コレクション 4)
間接的言語と沈黙の声 (メルロ=ポンティ・コレクション 4) / 感想・レビュー
amanon
先に読了した同じシリーズのテキストに比べると読みやすかったとはいえ、やはり大凡理解できたとは言えないというのが、我ながら情けない。特に本書は主に芸術論が収められているので、言及されている芸術作品を知らないと理解し辛いところがあるのは否めないだろう。多少値段が上がってもよいから、巻頭に図版を載せて欲しかった。個人的には「エロチシズムについて」が興味深かったか?解説にもあるように、著者にしては珍しいテーマ。できたら、生前にこのテーマをもっと掘り下げてほしかった。後、「眼と精神」が特に難解だった。
2015/04/17
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