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岡本太郎の本〈3〉神秘日本

岡本太郎の本〈3〉神秘日本

岡本太郎の本〈3〉神秘日本

作家
岡本太郎
出版社
みすず書房
発売日
1999-04-10
ISBN
9784622042587
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岡本太郎の本〈3〉神秘日本 / 感想・レビュー

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roughfractus02

『神秘日本』と『沖縄文化論』の部分を収録した本書は、古代宮廷政治が地方に波及させた仏教文化に抑圧された神秘的「伝統」を、中心から離れた周縁としての東北と沖縄に見出すような編集が施されているように思える。著者は、文字や物から想起される意識の記憶ではなく、自然環境と対話する中で受け継がれ、繰り返されてきた行事や習俗の中に先史以来の野生の痕跡を、自らの五感と直感を通して無意識の深層から呼び覚まそうと試みる。これら「忘れられた」過去を探究する試みは、宮本常一『忘れられた日本人』から多くの刺激を受けているという。

2023/04/27

あっきー

✴3 積読本消化月間24冊目、芸術風土記で出雲、岩手、恐山、熊野、沖縄と2、3巻目で紹介していたがこの巻の沖縄が一番良かった、人間的につきあげてくる、そうせずにいられない何かが絶対を直感するとあったが、自分も以前は思う通りにならないような深いところにある衝動を感じてフラフラしていたこともあったなあと思い出した、以前とはストレスの質が変わったのか?年を喰ってリビドーが種切れしただけなのか?

2016/12/18

秋色の服(旧カットマン)

日本の祭りや伝統芸能のガイド本と一緒にこれを借りてきて大正解だった。岡本太郎の語り口は直感的・主観的だが、民間の芸能の場面の記述の生々しさがリアル。ぶっきらぼうにポンポンポンと本質的な所に分け入って行く。面白い。特に面白かったのが、田植え歌にどういう意味があったのか。実はエロなのです。

2018/07/07

adhvanya

おばちゃんこそが日本の地肌だというのは、まったく同感である。

2012/08/15

ホンドテン

図書館で。今更の岡本太郎著作ー世間に流布したものと違う印象、知的誠実とマメさを受ける。御嶽、湯殿山神体から導かれた清浄感に満ちる無の空間への注目(再三訪問)。何より60~70年代執筆時の(もう存在しないであろう)人々の活写に感銘。

2023/08/27

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