なぜ古典を読むのか
なぜ古典を読むのか / 感想・レビュー
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須賀敦子さんの訳というのに惹かれ、武満徹氏も愛した、イタロ・カルヴィーノによる文学論を手にとった。一章一章が短く気ままによめる。今回この本でであったフランシス・ポンジュに興味津々。
2016/03/13
Ecriture
なぜ古典を読むのかについて300ページ書いてるわけではない(実際は最初の10ページ程度しか古典論はない)のでご注意を。古典とは、「今読んでいるところ」とは言わずに「今読み返しているところ」と人が言うような書物。これホント。初めて読むときも実は読み返しているもの。これもホント。ナボコフ流の「読書には再読しかない」には自分擁護の腹立たしさがあるが、カルヴィーノ流の再読論には納得。「なぜ古典を読むのか」と問う以前に「既に読んでしまっている」ものが「古典」の名を有する。たとえ本に触れたことがなくとも。
2012/06/27
rabbitrun
書名と訳者を見て読んだものの難解だった。が、冒頭の古典の定義は面白い。
2014/12/27
viola
これは題名がおかしい!古典文学に惹かれる理由を延々と語っているのかと思いきや・・・本当に寄せ集め。しかも、文豪の作品でもマイナーなものを中心に取り上げているので、さっぱり分からない。第1章だけかな。
2009/03/11
ちょろいも
タイトルから想像する内容ではなかったけれど、有意義な読書でした♪
2008/08/05
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