白バラはどこに (詩人が贈る絵本)
白バラはどこに (詩人が贈る絵本) / 感想・レビュー
kinkin
大戦中のドイツ白バラという名の少女。彼女は収容所に連れていかれた少年を追ってたどりついた場所は収容所。彼女と収容所を結ぶ交流。この本にはナチスやゲシュタボ、ユダヤ人などの言葉がいっさい出てこない。それが読むものの想像をかきたてる。人が人を人として扱わなくなることの残酷さ、そしてこのようなことが今も世界のどこかで行われていることの怖さ、それを食い止められなかった無念さが伝わってきた。
2016/07/09
スプーン
ドイツ、ユダヤ人迫害の物語。世間に流されない、善い行いは、きっと天国へつながっている。そう思えてなりません。
2020/09/23
gtn
小さな町も少年も「白バラ」も何も変わる必要はなかったはず。時の為政者さえいなければ。
2020/07/23
Cinejazz
ドイツ国境の街に住む、反ナチスの抵抗グル-プ<白バラ>を名のる<ある少女>の、短すぎた生涯をとおして、人道を踏みにじる戦争の罪過を告発した絵本です。 いつの時代にあっても、大人たちの始めた戦争が原因で、子どもたちが虐げられ犠牲になる、この不条理な世界に悲痛な魂の叫びがこだましてきます。
2022/03/28
おはなし会 芽ぶっく
ナチス下の小さな町に、白バラと呼ばれる少女がいます。強制収容所の存在をしった白バラは、食料をこっそり差し入れ続けるが…。ラストは虚しさと悲しさ、そして怒り。戦争にハッピーエンドはない。
2021/09/13
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