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私、ジョージア (詩人が贈る絵本 II)

私、ジョージア (詩人が贈る絵本 II)

私、ジョージア (詩人が贈る絵本 II)

作家
ジャネット ウィンター
Jeanette Winter
長田弘
出版社
みすず書房
発売日
2001-11-01
ISBN
9784622047414
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私、ジョージア (詩人が贈る絵本 II) / 感想・レビュー

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KAZOO

このシリーズは昔いくつか読んだ覚えがあります。この作品は、ジョージア・オキーフの生涯を長田さんが訳された文章ときれいな色合いの絵で楽しませてくれます。オキーフはフリーダ・カーロと並んで好きな女流画家ですが、特に大きな花が印象に残っています。結構長生きをされたのですね。ヤングアダルト向きの絵本だと思われます。すばらしい本だと思います。

2017/01/15

新地学@児童書病発動中

ジョージア・オキーフの純粋な生涯がよく伝わってくる絵本。アンリ・ルソー風の天真爛漫な絵によって、芸術に身を捧げた画家の一生を劇的に表現している。絵本の中に出てくる「ずっと遠いところが、いつも、私を呼んでいる」というオキーフの言葉が、強く心に残る。彼女はいつでも澄み切った美の世界に、目を向けていたのだろう。まわりの人たちとの葛藤もあったと思うが、それを乗り越えて死ぬまで絵を描き続けた生涯に胸を打たれた。

2016/11/21

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

長田弘氏が選んだ【詩人が贈る絵本】シリーズの一冊。画家ジョージア・オキーフの自伝。12歳のときには芸術家になると決め、独りでいる時間を幸せに過ごしていました。「人のしないことをする」のがモットーだったといいますから、周りの人たちは大変だったと想像しますが、彼女は美術学校を卒業すると、テキサスの大自然を旅するようになります。そこで昼も夜もなく描き続けた絵を携えてニューヨークへ。そして再び、自然の中へ。98歳まで生きた彼女は、最後に雲を描き「これがわたしの空」と納得して絵筆を置いたのでした。

2015/03/21

ふう

読友さんの感想で知った本。言葉をかみしめながら、絵を見つめながら、そしてジョージアの思いに気持ちをはせながら、繰り返し読みました。一人でいること、人と違うことを心地よいと感じ、独自の感性と手法で花や空を描き続けた画家。彼女を導いたものは、「ずっと遠いところからよびかけてくるもの」でした。遠いところ…それは自分の奥深くからよびかけてくるものだと言えるかもしれません。そういう声と向き合いながら、芸術家と呼ばれる人々は作品を生みだしていくのですね。少し難しいけど、子どもたちにもぜひ読んでほしい本です。

2017/01/28

Shoko

図書館。また「長田弘 訳」の文字に惹かれて手に取った本。 ジョージアは12歳の時には、もう自分が何になりたいか知っていた。「私は芸術家になるのだ」「じぶんが何をしたいか、わたしにはいつもわかっていた・・」「ひとりぼっちというのはすばらしいこと」 絵を描くことに、のめり込むジョージアの姿は、眩しい。一心に物事に打ち込むことができるのは幸せなこと。

2016/11/22

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