素白先生の散歩 (大人の本棚)
素白先生の散歩 (大人の本棚) / 感想・レビュー
ぱせり
独りで行く素白先生の横に並び、素白先生の目で物を見、物を感じながら、ゆっくり歩くように読む「散歩」は気持ちのよいものだった。好きなのは、『深夜の水』というとても短いエッセイです。 言葉でスケッチしていくような一編。静かに音もなく、一幅の絵が描きあがっていくのを、ただ見守っている。
2013/07/20
Takako
昭和初期から30年頃まで、国文学者の岩本素白氏が書いた随筆の傑作選。散歩しながら見る景色を綴った文章が、とにかく美しいです。平易な言葉で書かれていてするすると読め、言葉の合間から色鮮やかな風景が飛び出してくるようです。どこかとぼけた風味も味わい深い。日本語は本当に美しいですね。
2017/07/03
sanga
日本語の美しさと豊かさにに圧倒される。物を見る眼と見方、小さなことに気付き心に留める余裕・・・散歩は楽し。
2014/07/30
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