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罰せられざる悪徳・読書 (みすずライブリー) (みすずライブラリー)

罰せられざる悪徳・読書 (みすずライブリー) (みすずライブラリー)

罰せられざる悪徳・読書 (みすずライブリー) (みすずライブラリー)

作家
ヴァレリー・ラルボー
Valery Larbaud
岩崎力
出版社
みすず書房
発売日
1998-09-23
ISBN
9784622050292
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罰せられざる悪徳・読書 (みすずライブリー) (みすずライブラリー) / 感想・レビュー

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no.ma

「だが突然、私は読書のことを考えた。読書がもたらしてくれるあの微妙・繊細な幸福のことを。それで充分だった、歳月を経ても鈍ることのない喜び、あの洗練された、罰せられざる悪徳、エゴイストで清澄な、しかも永続するあの陶酔があれば、それで充分だった」コーベブックス(p.6)。どんなに難しい局面に立たされても、私には本がある。読書がある。

2022/09/18

ちゅん

「あなたたちが読書をするのは、『仕事に必要であるから』『虚栄心があるから』『読書していることによる承認欲求があるから』だ。読書そのものをあなたたちは本当にしたいのか?」と問われる読書論の本です。ラルボーの指摘は私達が読書をする理由を看破していますね。

2018/01/02

Murakami Bizen, Tokyo

読書好きにはたまらない一冊。毎年、年始に読むことにしている大切な本。

2022/01/02

無能なガラス屋

恐らく、「万人に開かれた貴族階級」への読書歴程という考えをぼんやりとでも認識している人は、読書好きの中でも一握りだろう。この本は、気付いている少数派と、気付いていない、恐らく気付くこともない人とを分ける試金石である。

2020/06/29

黒猫グリ子

初版本・希少本の蒐集、研究による博識(自尊心を育てるが、作品を自らが超えた理解したと錯覚を生み、作品の美への到達から離れてしまう)、自らがペンを取る。など、「理想的読者」への道を阻む誘惑を乗り越えること。「一介の読者であることに満足すること」、初対面の人との数言の会話で相手を判断するように本の質を一暼で判断できるよう目指す。自分の目で同時代の天才を発見し、友人に推奨するだけで満足する人となる。…短い文章で多くを学びました。慎みを持って読書それ自体を愛する大切さ。

2016/11/04

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