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基底材を猛り狂わせる (みすずライブラリー)

基底材を猛り狂わせる (みすずライブラリー)

基底材を猛り狂わせる (みすずライブラリー)

作家
ジャック・デリダ
Jacques Derrida
松浦寿輝
出版社
みすず書房
発売日
1999-06-01
ISBN
9784622050384
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基底材を猛り狂わせる (みすずライブラリー) / 感想・レビュー

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デリダのアルトー論。アルトーの文書には3度しか登場しない、恐らく本人にとってはさして重要ではない「基底材」という単語を軸にアルトーのエクリチュールを桁外れの勢いで論じた奇書。

2020/12/17

encore

アルトーのデッサンが見たくて手に取った。デリダはおまけのつもりだったが面白くてついつい読んでしまった。訳者があまり好きでないのだが、それはどうでもよい。自分の論に論駁しながら同じところに戻ってくると前よりそれが面白味のあるものにみえるということをどこまでも敷衍したという印象。

2014/03/01

huchang

デリダによるアルトーの評論。アルトーが書簡に「出来の悪いデッサンを同封します。基底材が私を裏切ったので」とかなんとか書いたことを取り上げて、基底材とはなんぞや、基底材が意志をもって裏切るというのなら、基底材をこちらが猛り狂わせることはできるのかということを本1冊を使って論じたもの。ちなみにアルトーは基底材と言う言葉を書きもののなかには3回しか使ってない。誉め言葉にならなくもないが、両方とも、正直頭がおかしいなと思った。デリダ自身がそこになんとなく言及してるのも、ノリ突っ込みかよ…と思うとちょっとかわいい。

2020/01/06

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