聞け!風が
聞け!風が / 感想・レビュー
ぱせり
飛行の記録というよりほぼ「待ち」の記録。待って待ってやっと飛び立った時の解放感。美しい文章だった。海を空をそして陸地を描写する言葉が、飛ぶことで伝わってくる振動や傾きのようなものが、気持ちを高揚させる。完全な空の孤独の遥か遠く、人々の暮しの気配が感じられた時、本読む私にもなんと懐かしく思えたことか。
2024/02/18
たけぽん
1933年、アメリカ〜ヨーロッパ間の航空路調査飛行に飛んだリンドバーグ夫妻。その飛行経路の中から、アフリカ沿岸から大西洋横断飛行についての10日間に、アンが感じ取った事を記述。
2011/09/02
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