KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

見えない震災―建築・都市の強度とデザイン

見えない震災―建築・都市の強度とデザイン

見えない震災―建築・都市の強度とデザイン

作家
五十嵐太郎
出版社
みすず書房
発売日
2006-09-09
ISBN
9784622072331
amazonで購入する

見えない震災―建築・都市の強度とデザイン / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

 

A建築士耐震偽装事件は一時期話題になったものの、構造計算の本は読んだことがなく真新しい話題だった。§1の主張はあまり納得がいかない。リスク許容度の問題であり、「震度5の地震が来たからと言って直ちに(確率1で)倒壊するわけではない」では誰も安心しないと思う。意味のない数値ならそもそも出さないべきだ。§3の主張の方向性には多分に同意するが、文章が衒学的すぎる。『その「確実さと不確実さ」の極遠点が媒介なしに接続され、概念電荷の落差によってショートしてしまう事態の陰画としてある』とか。§7は、統一は退屈に思える。

2024/08/22

感想・レビューをもっと見る