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井戸の底に落ちた星

井戸の底に落ちた星

井戸の底に落ちた星

作家
小池昌代
出版社
みすず書房
発売日
2006-11-21
ISBN
9784622072560
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井戸の底に落ちた星 / 感想・レビュー

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マッピー

「本のなかをぐるぐる」は書評・レビュー等、「海の本」は短編小説、「本のそとをぐるぐる」は本にまつわるあれこれ。詩人の書く「言語化」についてなるほどと思ったのは、町田康の「告白」について書かれた部分。言語化するということは、その物事を断定してしまうということで、実はとても怖い行為であるのに、おおむね無意識無自覚にそれは行われ、反論の余地なく決定してしまう。むごいといえば、むごい。まったく異なる人生を生きてきた人に対して、多くの共通点を見つけ、夜っぴて語り合っているような読書でした。

2022/06/30

仮ッ子

書評や本をめぐるエッセイ、詩が一篇と、短篇がひとつ。詩人ならではの切り口を持つ書評に、また読みたい本が増えてしまった。短篇よかった。本ってなんだろう?って改めて思いました。

2009/07/09

Roy

★★★★★ 蜂飼耳のエッセイでも感じたことだが、詩人の文章って何故こんなにも上品で高潔なのだろうか。本と自分との境目にきっちり線を引き、熱のこもらない本との付き合い方に好感をおぼえる。同時収録されている小説「海の本」も大好き。

2009/02/05

tom

小池昌代は好きな作家。この本は小池さんの書評集。書評というものは、普通は、本漁りの参考として読むものだと思うのだけど、さすがに小池さん、この本を読んで、手に取りたいという気持ちになる本は、ほとんどなし。むしろ、世の中にない本について、コメントを書いているような不思議感。その意味で、おもしろい書評集。

2017/09/17

蝶々

◎アタシはどうしても小池みたいんに本との距離を取れないんやけどこんな関係もええなあ。アタシの師匠に任命してやるわ。小池が師匠アタシが弟子。師匠のお茶汲みからはじめなアカンなあ。小池どこにおるの?どこにおるのよ。

2009/05/02

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