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サン=テグジュペリ デッサン集成

サン=テグジュペリ デッサン集成

サン=テグジュペリ デッサン集成

作家
山崎庸一郎
佐藤 久美子
出版社
みすず書房
発売日
2007-04-24
ISBN
9784622072836
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サン=テグジュペリ デッサン集成 / 感想・レビュー

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マリリン

サン₌テグジュペリの多彩さを改めて感じると共に、王子さまの誕生と変貌から名作と言われる作品が出来上がるまでの心情が伝わってきた。1971年生まれのジョアン・スファールがテグジュペリのデッサンを見てBD版にした経緯も感じる。自画像や「崖の下に横たわる飛行士」「遠くにその飛行機が見える」が特に好き。テグジュペリ没後に生まれたスファールが深い敬愛の念を持ち丁重に描いた感のBD版は、数ある翻訳版や関連本の中でも特にテグジュペリの神髄に迫った解釈の賜物か。海に消えた原石のダイアモンドを愛おしみ包み込むように。

2022/10/31

tera。

迷いに迷って連れて帰った一冊だったけど、決断して正解だった。私の知らないサン=テグジュペリがイッパイ詰まっていた。少年時代のデッサンから行方不明になる直前に描かれた水彩画まで、本当に色んな紙に様々な手法による彼の絵が500点近くも掲載されている。日本でも一番有名であろう「星の王子さま」のデッサンやクロッキーも多数あり、それらが手帳の1ページや何かの紙の裏に描かれている事が興味深いし、このような形で保存されていた事が嬉しい。個人的にはモロッコ第37飛行連隊の「仲間たち」を描いた木炭のコンテがお気に入り。

2014/09/09

taku

目に映る対象の表現、イメージの創造。サン=テグジュペリから紙の上に零れ落ちた、感性のかけらを集めた本。飛行連隊の仲間たちを描いた木炭画の優しげな雰囲気もよいが、やはり人物のなかに「小さな王子さま」が誕生していく過程が見どころ。彼の中で、王子がどのように生を受け成長していったのか想像してみると、人間と世界の本質を問う分身だったのかもしれない。宮崎駿の序文は敬愛が伝わってくる。最後に読み返すと、サン=テグジュペリの絵、この本がつくられる意味、彼についての表現がしっくりくる。

2022/10/21

いよ

ボリュームがすごい。家族や友人への手紙にも絵が描かれてたり、手帳にもサラサラッと描いてたり。彼の描く線が好きで。飛行士、作家、画家...どれにも当てはまるけど、全部引っ括めて「詩人」ていう言葉が一番しっくりくるなぁと思った。ユーモアのあるデッサンやキャラクターから詩や物語が浮かんできそう。彼の描く線って私の理想なんです。

2011/07/18

明るい果物

字は読まず絵を見た。 花の咲く丘にたつ人を何枚もかいてた。おしゃれ!

2013/04/08

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