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カロカイン−国家と密告の自白剤 (lettres)

カロカイン−国家と密告の自白剤 (lettres)

カロカイン−国家と密告の自白剤 (lettres)

作家
カリン・ボイエ
冨原眞弓
出版社
みすず書房
発売日
2008-09-11
ISBN
9784622073499
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カロカイン−国家と密告の自白剤 (lettres) / 感想・レビュー

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Humbaba

人は自分の意志で真実ではないことも語ることが出来る。それがわかっているからこそ、相手の発言を心から信頼することができない。強制的に心のなかに秘めたことを喋らせることができれば、相手のことをもっと深く理解できるかもしれない。しかし、そうやって強制力を働かせれば、一層後悔することになりかねない。

2014/08/31

Nanako Matsumoto

社会のため世界のため会社のために必要なわたしはいつか崩れてしまいそう。強そうだけどそれはいったい何? みつめる先にはいつも誰かが「ひと」がいる、そんなふうに「ひと」と生きたい。 意味のないわからない部分であふれていてる世界だからにんげんらしくいれるのかしら。

いなお

途中の「プロパガンダの仕方」の記述が面白かった。本筋は数あるディストピア文学の1つっぽくてそんなに面白くない。

2011/12/28

yuka

本当に素晴らしかった。言葉を尽くして目の前の「あなた」と通じ合う瞬間の甘美さや、どのような境遇に置かれても他者を信じ続ける希望が描かれている。そしてディストピア小説としても抜群に面白い。読んでよかったと心から思う

2022/09/25

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